普天間移設:石原知事「沖縄に空いてる土地がある」
10月21日付MSN-Mainichi INTERACTIVE その他に載っていた記事の見出し。石原慎太郎都知事が記者会見で次のようなことを言ったらしい。
「そこがいいと言ってるわけじゃない」と断った上で「沖縄みたいにたくさん空いている土地があってね。伊江島なんてのは普天間のわりと近くで、滑走路が2本もあってほとんど使ってない」
「東京都公式ホームページ/知事の部屋/石原知事記者会見(平成17年放送分).」で当日の会見を確認するの余裕がいまはないので、毎日新聞の記事に頼ると、在日米軍の再編協議が横田基地の軍民共用化に影響することへの不快感からこんな発言が出たようだ。
地元からは反発が出ているが、それを取り上げた25日付琉球新報「 伊江島へ移設“推進” 県内から反発の声 石原都知事 」ではさらに次のような石原都知事の発言があったという。
「そこを考えると住民の反対があり、住民の反対を沖縄のメディアがあおる。あそこは残念ながら反政府、反体制のメディアしかない」
琉球新報に掲載された都知事発言に対する大城勝正伊江村長の反応
「伊江島は沖縄戦で焦土と化し、なお基地を背負いながらSACO合意でパラシュート訓練を受け入れた。発言は、伊江島の歴史や痛みを知らず、自分の都合(横田基地の問題)で基地を小さな島に押し付けようというもので迷惑千万」
そのほか村議会議長などの発言が紹介されている。
村長のいう「歴史と痛み」は、一言では言い表せないと思う。流れとしては沖縄戦で約4700人の戦死者(うち1500人が住民)を出し、沖縄本島北部でもっとも戦闘が激しかったと言われ、戦後になると1955年に武装米兵出動による土地強制収容がなされ(新城俊昭著『高等学校 琉球・沖縄史』 東洋企画、2001)、戦後の現在は島の3分の1を伊江島補助飛行場が占めているという現状(沖縄県による資料)がある。
メディア云々に関しては都知事の発言を垂れ流すだけの本土のメディアに較べたらずっとましだと思う。
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